令和 4年  3月定例会 農水経済委員会 03月23日-03号


P.28 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 37ページの新規就農者総合対策費ですけれども、まず、5,164万3,000円が減額になっているんですけれども、骨格予算という形じゃないと思うので、その辺についての説明をお願いいたします。


P.28 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 新規就農者総合対策の5,000万円の前年度に比べての減でございますけれども、これにつきましては全体の事業の見直しというのが1点ございます。それから、先ほどからの説明ように、農業次世代人材投資資金ということで資金を市町を通しまして直接出す制度がございます。そちらの制度で人数的なものにつきまして、先ほど5年間出すと話しましたけれども、過去に出した時に人数が多い年ということもございまして、市町の要望から若干そこは減ったというようなことで、毎年、同じような人数に今後していくということで予定いたしております。以上の結果として減額したところでございます。


P.29 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 そのうちの新規就農者確保対策として4,758万6,000円ですが、今要求しているのが6,112万8,000円という新しい立ち上げとこれとの関わりはどのようになるんですか。


P.29 ○議長 山下分科会長

○山下分科会長 暫時休憩します。
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     -午前11時50分 休憩-
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     -午前11時51分 再開-
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P.29 ○議長 山下分科会長

○山下分科会長 分科会を再開します。


P.29 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 この予算につきましては、昨年度は6,000万円ということでしておりましたけれども、今年度当初予算での計上は、先ほど申しました4,000万円となっております。残り2,000万円につきましては、現在、骨格的なもので、今度、施策を拡充しまして取組をさらに広めたいというような考え方を持っておりまして、今後、事業の中身を再度精査して新しく取り組んでいく、いわゆる施策的な部分でございますので、6月補正等含めて上げていきたいと思っております。


P.29 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。質問していいのか悪いのか、ちょっとあれだったんですが、将来的なこととしてワンストップ窓口を設置するということで2,000万円ぐらいかかるのかなと思っていて、何人体制ぐらいで考えているのかなと思ったんですけど、その辺についてはまた6月定例会で質問させていただきたいと思います。
 次の次世代人材投資事業費ですね。現在、技術を取得するために研修をしている方が何人で、新しく何人の方を予定しているのか、その辺についてお尋ねしたいと思います。


P.29 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 この次世代人材投資事業につきましては、今、2つ種類ございまして、準備段階、いわゆる研修されている方に年間150万円給付できるものと、それから、各市町におきまして新規就農者に対して150万円、昨年度までは5年間ということで、4年目、5年目は減額されますけれども、そのような事業でございます。令和2年度は全体270名程度、市町の方の研修を受けておられるということと、研修の方は50名を超える方が受けております。例年、新規の方は、どちらも40名から50名程度増えているというような状況になっておりますので、その状況を見越して予算を確保しているところでございます。


P.29 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 令和3年度で終わる方がおって、新規に就農しようという方は何名ぐらいいるんですか。自分でやろうとする方ですね。


P.29 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 現在、40~50名おられまして、ほぼ就農されます。いわゆる研修を受けられた方は、ほぼ就農されるということになっております。中身によりましては、一部、就農されない方もおられますけれども、大半は就農につながっているという状況でございます。


P.29 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。5年間いろいろ働いて、そこで技術を取得して、そして新しく自分でやっていきたいという方が何名ぐらいいるのかなと、実績として何人ぐらいできていってるんですか。


P.30 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 次世代給付の方は、研修を受けた後は、ほぼ就農されております。ちなみに、50名の方が受けておられますけれども、ほぼ全部の方について県で研修をしております。これが令和2年度は30名、県において技術習得支援研修を受けられました。このうち修了された方が26名、一部はやめた方がおられます。その26名のうち1名が就農準備をされておりまして、残った25名はそのまましっかり就農されたということでございます。研修期間中に若干やめる方は当然ございますけれども、研修を修了された方は、ほぼ就農しているというような状況でございます。


P.30 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 それは自営でやっているということで理解していいわけですか。


P.30 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 自営といいますか、そういう実績だったということでございます。


P.30 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 申し訳ございません。多くが自営で、2~3名の方が雇用就農しておられます。雇用就農も研修時に受けた給付金を返還せず、そのまま生かせるということになっております。大半は自営就農されていますけれども、一部が雇用で就農されているということでございます。


P.30 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 わかりました。技術研修かなんか習得しても、自営でやっていくというのは、なかなか難しい部分があるんだろうと思っているんですけれども、その辺についての後のフォローというのはどういう形でやっているのでしょうか。


P.30 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 新規就農者につきましては、就農してからの給付金がまた活用されます。初年度から以降につきましては、当然、所得というのは厳しい状況でございますけれども、そういう給付金を併せて取り組むようなことにしております。
 あと、全体としてはサポート体制が大事でございます。市町や農業委員会、農協、そして振興局が入りましてサポートを行っているということでございます。
 その結果、新規就農者につきましては、今のところ、98%から99%の定着をしております。ただ、経営は非常に厳しいところがあるというのは認識しておりますけれども、離農にまでいっている数は非常に少ないという状況でございます。


P.30 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 サポートして、ちゃんとした形で自営が成り立っていくように見守っていただきたいし、また、フォローしていただきたいなと思っておりますので、その辺についてはよろしくお願いしたいと思います。
 それから、38ページですか、先ほど浅田委員からも聞かれたと思うんですけれども、農業支援体制総合推進事業費が932万8,000円組まれていますけれども、そのことについて株式会社エヌとの関わりはどのようになってくるのでしょうか。


P.30 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 エヌということだけを指して支援しているわけではございませんで、特定技能外国人が地域に入られて共生社会を実現していきたい、このように考えております。そのような取組を支援してまいるということ。
 あと、リレーの派遣もエヌが取り組んでおりまして、農家が忙しい時だけ利用して、農閑期の忙しくない時には長野や北海道へ派遣する取組をしております。これはエヌの会社だけではなく、私どもも、例えば北海道庁とか長野県庁、それから各県のJAの中央会と本県の中央会が一緒になって連携して取り組んでいるということで、そのような活動の事務的な経費であり、エヌの活動へ支援はいたしますけれども、私どもが活動するための予算ということでございます。


P.31 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 株式会社エヌについては、県の方から委託料とかなんとかは全然出てないということで理解していいんですかね。


P.31 ◎答弁 溝口農業経営課長

◎溝口農業経営課長 委託については、ございません。ただ、今回、外国から入国した時に例えばレジデンスでかかる経費、これはエヌだけじゃなく、技能実習生を抱えている団体も一緒でございますが、そういうものが使える予算等につきましては検討されているというふうにはお聞きいたしております。


P.31 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 あと、産地総合整備事業費ですけれども、今年度が22億298万6,000円、予算がついているんですけれども、補正予算として11億7,745万4,000円、減額措置をされているんですけれども、これは何かの事業ができなかったということですけれども、大きな11億円という減額ですので、何を計画していてできなかったのか、お尋ねしたいと思います。


P.31 ◎答弁 清水農産園芸課長

◎清水農産園芸課長 令和3年度予算で産地総合整備対策事業費の減額をした部分ですけれども、先ほど、令和2年度に前倒しをして実施した、あるいは他事業で実施した、あるいは要望を取り下げたという要因があると申し上げましたが、具体的な金額で申し上げますと、令和2年度に前倒しをして実施したものが2億円、それから、他事業または自己資金で実施したものが8,800万円、申請したものが不採択となって再度検討中のものが2,900万円。あと大きかったのが、新型コロナの影響により投資を見合わせたというものが、大きなものが加工施設で6億7,000万円、集出荷施設で、これは同一事業主体で別の計画を検討するということで見合わせたものが1億4,000万円などとなっております。


P.31 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 6億7,000万円は何。


P.31 ◎答弁 清水農産園芸課長

◎清水農産園芸課長 レタス等の加工施設の整備を見合わせたものです。


P.31 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 今回、当初予算とはいえ、前年度と比較して4億6,700万円の増額になっているわけですけれども、このことについては計画が、それぞれ共同利用施設があると思うんですけれども、大きな事業としてはどのような事業を計画しているのか、お尋ねしたいと思います。


P.31 ◎答弁 清水農産園芸課長

◎清水農産園芸課長 令和4年度予算に計上している内訳ですけれども、一番大きなものは島原半島に造る野菜の総合集出荷場の整備ということで、これが要望額ベースでは10億円を超える金額で、今、こちらは国に正式に申請中でありますので、まだ採択前ですけれども、この案件が一番大きいものです。


P.31 ◆質問 溝口委員

◆溝口委員 せっかく計画を22億円でつくっているわけですから、そのことについてしっかりとした形で予算を獲得して全事業をやっていただきたいと思っております。そのことが農業の振興、また生産額につながっていくものと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 以上です。