平成27年 11月定例会 環境生活委員会 - 12月11日−05号

【県民生活部予算議案についての質問。】
◆溝口委員 54ページに女性の活躍推進ということが出ています。女性が活躍できるような施策を打ってきていると思うんですが、55ページの女性活躍推進モデル事業所の認証はどういうふうな形で実施するのか。いろいろなシステムというか、要綱か何かをつくってからやっていこうとしているのか。
 指標として「ウーマンズジョブほっとステーション」における年間就職者数を232人にしようということですけれども、いろんな仕事がありますよね。経営をしている人とか、そこで働いている人たちとか、いろんな形があると思うんですけれども、どのようにしていこうと考えているんですか。
◎吉野男女共同参画室長 55ページの女性活躍推進モデル事業の認証は、事業所において女性の採用を拡大していくとか、管理職への登用を増やしていくとか、人材育成等をしていく取組をする事業所を増やすために、そういう取組をするところを認証という形で認定していくことを今後の予定として考えております。
 ライフステージに応じた就労支援という部分で指標としているのが「ウーマンズジョブほっとステーション」における年間就職者数で、ウーマンズジョブほっとステーションでの就職者数を増やしていくということで数値目標に上げております。
◆溝口委員 そうしたら、女性活躍推進モデル事業所の認証を年間に幾らぐらいしていく計画を立てているのか。
 それと、これにも関係するんですかね、ながさき女性活躍推進会議を開いていくと。この会議はどういうメンバーなのか、県民生活部で推進会議を開くようにしているのか、外部からも入れていくのか、そこら辺についても併せて聞かせてください。
◎吉野男女共同参画室長 女性活躍推進モデル事業所の認証は、来年度以降の事業ということで、認証する数等の具体的なところは今後検討していきたいと考えております。
 それから、ながさき女性活躍推進会議は、55ページの下のほうに小さな字で書いておりますが、「女性の能力と感性をより発揮できるよう、働きやすい職場環境づくりと女性の登用等を推進する官民一体の組織」ということで、昨年12月に行政と経済団体で組織しておりまして、代表として経済団体の商工会議所の会頭と、井石代表という企業の女性社長の方を据えております。
 企画委員会というものを下に設けて、各経済団体や大学の代表の方を組織メンバーとしておりまして、その推進会議をもって県内企業等へ働きかけをしていきながら、女性の働きやすい職場環境づくりなどを進めていきたいと考えております。
◆溝口委員 そこら辺については3番目の女性の人材育成と活躍促進ということにもつながってくると思うんですけれども、会議がものすごく多いですよね。例えば「女性力でながさきを活性化!会議」とか、「ながさきキラボス会議」とか、内容が全然違うんですか、いろいろな会議があるけど。
◎吉野男女共同参画室長 「ながさき女性活躍推進会議」は、今申し上げましたように官民一体の組織となっておりますが、「女性力でながさきを活性化!会議」は、県内で活躍されている女性の起業家とか、そういう方々10名で構成していまして、こちらは女性の視点で県の施策にご意見をいただいています。
 「ながさきキラボス会議」は、55ページの下のほうに小さな字で書いていますが、女性の活躍推進に関する県の事業に対して、男性経営者の視点からのご意見をいただくということで、県で開催している会議でございます。
◆溝口委員 県の事業に対して、女性の立場と男性の立場からの視点でチェック的な形をとっていこうとしているんですか。それをどのように生かしていこうとしているのか。今から5年間の計画で、1年に何回開くのかも含めて考えているでしょうから、その辺について聞かせてください。
◎吉野男女共同参画室長 開催はそれぞれ1年に2回から3回というふうに考えておりまして、チェックといいますか、県の事業へのご意見とか、今後、事業を構築していく上でのニーズとか、参考意見をいただいているところでございます。
◆溝口委員 これから5年間のうちに女性の活躍する場は大変重要になってくると思うんです。女性が働かないと、人口減少の中で労働力がだんだん減少していくと。だから、女性が育っていくのは大変重要なことですので、ぜひその辺についてしっかりとした計画をもってやっていただきたいと思っております。女性で管理職に就く人たちを育てることを目的に頑張っていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。